ライオンキングの原作はジャングル大帝レオ?パクリ疑惑に海外の反応は?

1994年に映画が公開され、大ヒットを記録したライオンキング。
原作は手塚治虫のジャングル大帝レオなのか、気になりますよね。
両作品が似ているとしてディズニーのパクリ疑惑が噴出する騒動となりましたが、海外の反応はどうだったのでしょう?

新聞やテレビでも取り上げられてたね。
この記事では、
- ライオンキングの原作はジャングル大帝レオ?
- 原作パクリ疑惑に海外の反応は?
これらの点について徹底調査しました。
ライオンキングの原作はジャングル大帝レオ?
#DisneyPlus #disney #LionKing #Unoriginal #kimba #Simba pic.twitter.com/qDuiqjrR83
— siezure overlord porygon (@alien_ascension) July 22, 2019
ディズニー映画の多くには、元となるおとぎ話や童話があることが知られています。
しかし、ライオンキングはディズニー初のオリジナル作品なんだとか!
つまりジャングル大帝はこの作品の原作ではありません。

どちらもサバンナが舞台でライオンが主人公だよね。
ところが、両作品の類似点は多くの人に指摘されています。
調べた結果、どちらともあるディズニー映画を参考にしたことがその理由であると考えられますよ。

真相はどっちなんだろう・・・。
そこで実際に作品を鑑賞し、真似だと言われる理由を検証することにしました。
まずは両者がその映画からどのように影響を受けていたのか解説します!
なぜ2つの作品が似ていると言われるのかも調査しましたよ。
モデルはディズニー映画バンビだった!
今更だけど「ライオン・キング」の元ネタは「バンビ」だよ。 pic.twitter.com/fqaoZegyEi
— カトキチ (@katokiti) August 14, 2020
実はライオンキングもジャングル大帝も、1942年発表の「バンビ」を参考にしていることが双方から公言されています。
オーストリア作家の童話を原作とした作品で、小鹿のバンビが森の王様となるまでを描いた成長物語。
自然の中で生活する動物たちを垣間みているような気持ちになれる、素敵な作品ですよね。

ディズニーアニメの原点とも言われている名作だね。
動物を飼育したり現場に出向いて生態を研究して作られたそうで、ライオンキングはその手法を引き継いで制作されました。
一方、手塚治虫がバンビを観たのはちょうどジャングル大帝の連載期間中。
漫画のストーリーを変えてしまうほどの影響を受けたそうで、鑑賞回数はなんと130回以上にも上ります!

公開初日に最終日までの映画鑑賞チケットを買ったんだって。
同じ作品が着想源ならば、類似点が生じるのは避けられないかもしれませんね。
続いては、似ていると指摘されている部分について両作品を比較しながら検証していきましょう。
ジャングル大帝レオの真似と言われる理由は?
ディズニーのパクリ云々を聞くと
— コーク (@2099Neo) March 27, 2021
どうしてもライオンキングvsジャングル大帝
が頭をチラつく pic.twitter.com/pWxxcFEJwA
類似点に関する意見の多くは、登場するキャラクターについて。
いくつかを取り上げて改めて調査してみたところ、意外な結果が判明しましたよ。

表にまとめてみました!
類似点/作品 | 映画(1994) ライオンキング | 漫画(全集版) ジャングル大帝 | テレビ(1965) ジャングル大帝 |
主人公の設定 | 父はライオンに殺害 (叔父スカー) | 父は人間に殺害(密猟者ハムエッグ) | |
相談役 | マンドリル | 人間(ケン一・ヒゲオヤジ) | マンドリル 人間(主にケン一) |
敵役 | ライオン(左目傷有) ハイエナ3匹 | ライオン(左目傷無) クロヒョウ | ライオン(左目傷無) クロヒョウ ハイエナ2匹 |
ヒロイン役 | 同じ群れに住む幼馴染 | 先祖を守るレオの親族ライオンに仕えていた | 由緒あるライオンの姪 |
ご覧の通り、双方に登場する主要キャラクターには食い違いがありました。
例えば、手塚治虫の漫画には相談役のマンドリルや敵役のハイエナが登場しません。
またヒロイン役も幼い頃に知り合ってはいるものの、出身が異なっています。

同じ作品同士でも漫画とテレビで登場キャラクターが違うんだ!
これにはジャングル大帝の長年にわたるメディア展開が関係していました。
この作品のおおもとは、1950年から月刊誌に連載された漫画。
しかし単行本化されるごとに書き直され、ストーリーが異なるものもあるのだそうです。

ライオンキングも続編や舞台化、フルCGで映画化もされているね。
またテレビアニメは1話完結形式のため、漫画とはずいぶん内容が違っているようですよ。
もしかすると、その後複数回にわたってシリーズ化や映画化がされているため、作品に接した時代や媒体によって認識に違いが出たのかもしれません。

原作が漫画だってことを知らない人もいるかもね。
ライオンキングもジャングル大帝も、幅広い世代に愛され続けている名作同士。
キャラクターやストーリーが似ているという議論は、日本だけではなく海外でも活発でした。
両作品の一場面を切り取って見た目の違いを比較する海外動画へのコメントが多くあり、注目度の高さが伺えます。

海外の人は手塚治虫さんのこと知ってたのかな?
ジャングル大帝は1966年にアメリカでテレビ放送され、その後も再放送されるほどの人気作。
同じくライオンを主人公としたディズニー映画に対するパクリ疑惑に、海外の反応はどうだったのかを調査してみましたよ。
【ライオンキング】原作パクリ疑惑に海外の反応は?
ジャングル大帝 劇場版
— ばねっさ (@banechara) March 2, 2024
え、これ、ライオンキングですよね🦁?と思っていたら実際ディズニー版が出た頃パクリ疑惑で一悶着あったそうな🏝️
1966年の作品なのでディズニーより30年も前にこのクオリティ👏
パンジャ(レオのおとん)かっこよすぎ! pic.twitter.com/bndLMubc7M
海外での議論は、テレビ版ジャングル大帝と映画ライオンキングが対象だったようです。
アメリカでは1966年に「キンバ・ザ・ホワイトライオン」のタイトルで放送されていたジャングル大帝。
この作品をみていたファンや批評家は、ディズニーの作品はパクリだと怒ったそうです。

アメリカでは漫画よりテレビが先に公開されたんだね!
1994年にライオンキングが公開されると、マスコミ各社がこの疑惑を取り上げ話題になりました。
確かにパクリ疑惑に関する話題を調べてみても、海外の発信者が多い印象。
映画公開からはかなり時間が経っていますが、今でもこの議論は続いているようです。

多くの人の記憶に残る出来事だったってことか・・・。
パクリ疑惑はアメリカから浮上した?
海外で『ジャングル大帝』『ライオンキング』比較騒動再燃?
— kasabuta999🇯🇵おトムは世界遺産 (@kasabuta999) July 25, 2019
ライオン生息地はサバンナ『ジャングルにライオン』は特殊な設定で ジャングル大帝も「たったひとつの例外」と冒頭で説明
1994年ロサンゼルス・タイムズは、企画時ライオン・キングのタイトルが「King of the ”Jungle”」だったと報道w pic.twitter.com/5c1xwAQo2I
ライオンキングのパクリ疑惑が最初に噴出したのは、日本ではなくアメリカでした。
サンフランシスコの新聞から各地のマスコミへと広がっていったようです。
日本よりもアメリカのメディアの方が、ディズニーに対して厳しい意見だったようですよ。
日本では通信社が海外ニュースとして配信したことをきっかけに、新聞やテレビでも報道されました。

日本でライオンキングが公開される数日前の出来事だよ。
その後漫画家が署名を集め、ディズニー側に手紙を送る事態に発展して大きな話題に。
手塚治虫の親族のところにも世界中のマスコミが取材に来て、なぜ訴えないのかと言われたそうです。

海外からもマスコミが訪ねて来たんだね。
しかしディズニー側からは以下のような内容で、丁寧な手紙の返事が来ていたそうです。
自分たちは決して真似をしたつもりではないが、手塚治虫さんの業績についてはよく知っているし敬意を表している、といったことが書かれてありました。
さらに、作品の類似点に関する手塚眞さんの見解を彼の著書から要約してみましたよ。

手塚眞さんは手塚治虫の息子さんです。
- 議論されている点はテレビ番組の一部で、その演出は手塚治虫本人ではない
- 原作は漫画と捉えており、似たような場面はほとんどないため別の作品と判断
ちなみに当時のアメリカでは、漫画ジャングル大帝は翻訳も出版もされていませんでした。

2013年に英語コミックスとして販売されたみたい。
当の眞さんは映画ライオンキングを観て、ビデオもCDも買うほど気に入ったとも書かれていましたよ。
親子ともにディズニー作品の大ファンだったようですね!
最後に、パクリ疑惑に関するディズニー側の見解を確認していきます。

どう捉えていたのかな?
ディズニー側はオリジナル作品と主張!
「ライオン・キング」のチラシ②。公開当時、手塚治虫「ジャングル大帝」の盗作では?との疑惑から、日本の漫画関係者とディズニーとの間で論争が起こる等、ちょっとした騒動になった。手塚プロが出した「もし手塚本人が生きていたら光栄だと言っただろう」というコメントで一応収束はしたが…。 pic.twitter.com/Fj5gmfv2m2
— KAZUHIRO (@TheHurkleBeast) January 12, 2017
ライオンキングがオリジナルストーリーであることを一貫して述べているディズニー側。
アイデアとなったのは、プロデューサーのカッツェンバーグが父親を亡くしたエピソードでした。
同じく似ているといわれる戯曲「ハムレット」についても、題材にはしていないと制作総指揮のシューマッカーは語っています。

父と子の絆をテーマとした映画を作りたかったんだって。
手塚プロダクション側も作品を見た上で以下のように結論づけ、騒動は収束しました。
- 動物からキャラクターのイメージを引き出そうとする限り類似は避けられない
- 白いライオンの登場とストーリーの違いを重視し、別の作品であると判断した
- 仮にディズニーに影響を与えたならむしろ光栄なことと本人は喜んだはず

パクリ騒動は解決済みってことだね。
このことを知った上で作品を鑑賞してみたのですが、ストーリーの違いは想像以上でした。
というのも、ジャングル大帝の漫画やアニメでは、人間との関わりが深く描かれていたからです。
まずレオは言葉を話し、人間とスムーズにコミュニケーションが取れるんですよ!

困った時はジャングルに住む人間(ケン一さん)に相談してた。
また弱肉強食を辞め、動物たちが幸せに暮らせるジャングルを作ることがレオの目標。
それを実現するために人間にアドバイスを受けながら畑を耕し学校や食堂などを作ります。
このストーリーと並行して幻の月光石を探し求める欲深い人間の話も描かれていました。

漫画では洋服を着たレオが二足歩行するシーンもあるよ!
特に漫画のエンディングには衝撃を受けました。
気になった方はぜひ漫画版のジャングル大帝を読んでみてはいかがでしょうか。

ライオンキングとはずいぶん違うみたい?
2つの作品は、主人公の成長や命の循環を感動的に描いている点で共通しています。
ただ個人的には、それぞれの作品が伝えたいことは異なっていると感じました。

どちらの作品も涙なしにはみられない!
ライオンキングは動物同士の共存や、親の子に対する無償の愛についてのメッセージ性。
一方ジャングル大帝は、どちらかというと人間が自然や動物と共存することの難しさに比重が置かれているように思います。
そう考えると、ディズニー側がパクリ疑惑を真っ向から否定している理由もわかる気がしますよね。
まとめ
ジャングル大帝とライオンキング
— ギョクセンヒロジ (@tamagawaya_uc) September 26, 2024
「見た目が似たカット」だけ集めれば似てると言えるが、
ジャ…「人間と交流したレオの理性と野性の葛藤」ヒューマニズム
ラ…「王位を追われたシンバの逃避・覚醒・帰還」英雄神話
で、そもそも物語が全く違う。
原子怪獣とエメゴジ同様に別物ですな。 pic.twitter.com/7ymkt0y64M
今回は、ライオンキングの原作はジャングル大帝レオなのか、パクリ疑惑に海外の反応はどうだったのかについてお伝えしました。
- ライオンキングの原作はジャングル大帝レオ?
→原作のないオリジナル作品で、モデルはバンビ - 原作パクリ疑惑に海外の反応は?
→アニメ版をみたアメリカのファンや批評家が最初に怒った
→アメリカのマスコミはディズニーに対し厳しい意見だった
どちらも長年にわたり世界中の人たちに愛されている名作。
それぞれの作品を改めてみてみると、新たな魅力が感じられるかもしれませんよ!

自分の目でみて確かめてみよ〜。